コロナ禍に埋没する

コロナ禍で一番大きな変化もとい打撃は、実は映画館の休館でした。お休みをする、という行為が兎にも角にも辛くて仕方がなかったのです。

変わらずそこにあり続ける。それだけを指針にやってきたので力の入れ方がわからなくなってしまいました。

一年に一度のお正月休みとメンテナンスのための休館以外は一応お休みはない、ということでやってきたシネマテークたかさき。前総支配人が亡くなった時も、映画館を休んではダメだとあけてきたシネマテークたかさき。

どうやっても開けられない時がある ということを知りました。

お休みしている間でもできることはあるよ、と話しながらいくつかの企画を立ち上げたものの、結局気持ちがついていかなくてそれすら手につきいませんでした。

世の中から映画化一瞬消えたように思えました。どこもかしこもお休みしていたので。


映画館って 映画って 自分にとっても大事なんだな、と心底おもった期間でした。

だから再開できたときは嬉しかったけれど今度は経営をどうするかということしか頭に思い描けずに必死過ぎてしまいました。

自分は映画館を開けているのに映画が遠くなっていくと感じていました。

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